メートルのいない間にオレは探す。決して見せることのない顔の手がかりを。
「どうせ醜いから私の写真を絶対に見るな探すな知ろうとするな」
と言われてはいるものの令呪で命じられていないのなら大丈夫だろうと踏んで慎重に既にある物品に重大なダメージが入らないようにメートルの写真を探しているところだった。だがそれは見つかるはずもなく、綺麗さっぱり彼女の姿かたちを知る手掛かりすらもなかったのだった。
「それほど、知られたくないのかそれとも……」
自分自身の姿が嫌い。ふと浮かんだ答えは我ながらどこか体が締め付けられるような感触がした。それなら普段から白い仮面をつけて生活してるというのも合点がいく。さあ、どうしたものかとオレは少し思案したがしばらくは彼女を少しづつ愛でることにした。いいや、もとより愛でるつもりではあったのだがそれでも、婚約者には自信を持ってかつ心からの笑顔を見せて欲しかったからだった。ただ、それだけの話だ。
「大丈夫だ、メートル。あんたは綺麗だから自信を持て。このオレが保証する」
そして、その考えはあまりにも浅はかだったと暫くして思い知らされるがオレの決意は、変わることはなかった。彼女の笑った素顔を見ることが出来る、という確証は当然ないが不可能なんてことはないと漠然と思っただけのことだ。だからどうか、その仮面を――――
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