「恐れながら……女王陛下、その舌遣いは何処で身につけられたのですか?」
「んうぅ……あ、あかんな……んっぁ!」
ヴァレンタインの夜の賑わいから遠く離れた個室にて、一糸まとわぬ姿の女は煌びやかな衣装を身にまとうカリオストロの逸物を口の中に入れていた。否、入れられていた。小さな口の中に大きな肉の竿が出入りするたびに歓喜の涙が出入り口からあふれだす。男は彼女の後頭部を押さえつけながらそれを彼女の咥内に激しく、奥深く突っ込んでいた。
「ああ、そうでしたね。貴方はしばらく言葉にできないことを失念しておりました。どうかお許しを……」
「んぅ…。んーっ……!」
「このお詫びにこれを貴方に、差し上げますからね……どうか、受け取ってください……」
漏れる恍惚を浮かべながらカリオストロは女の口の奥まで入りきることのない程白く濁った欲を吐き出す。女の口の端からは唾液と白濁が混ざり合ったものが早くもこぼれだしていた。
「ああ……申し訳ありません、加減を間違えてしまいました……」
眉尻を下げ、恭しく男は奉仕していた女に詫びる。しかし彼女はその謝罪すら身に入る状態ではなく盛大にせき込み手で彼を静止させた。
「女王陛下……」
「ご、ごめんなさ、ごふっ、あ、もう、へいきですから」
女は肩を上下させて顔を赤く染める。そして豪奢な衣装の二股部分に屹立する欲望のオブジェとその直線状に位置する男の顔に向き直った。
「いえ、寛大なるその御心、痛み入ります……」
「謝るのは私のほうです……。だって、貴方の言う通りあのプロトタイプのハンカチ、まだ使えてないから……」
「ああ……あれは、唯のたてまえでございます」
「でも」
「女王陛下、どうかこれ以上は何もおっしゃらないでください」
赤黒く肥大した情を女の唇に口づけさせる。女はソレに呼応したかのように口を小さく開けて、強引にねじ込まれるそれを甘んじて受け入れた。
「んんぅ―――! あ、ありおすおろ……!」
「すっかり下の床が染みておいでですね……こういうことが、お好みだったとは正直驚いております」
涙目で欲望を味わう女を睥睨し、男は口角を三日月形に歪ませる。
「しかしまぁ、これでは傍目から見るとどちらが主でどちらが従者か……一目見てわかる者はおりますまい。ああ、また、どうか……今度はきちんと飲み干していただけたら……!」
「あ、ああ、うぁ――」
白い手袋で女の髪をわしづかみにして、自身の欲棒に女の口を押し付ける。
女の視界には絢爛豪華な装飾の下にある男のギャランドゥ。男の視界には全裸でモノをしゃぶらされている女。
「いきますよ、我が罪深き、女王陛下――」
瞬間、どくんと女の咥内にあるモノが脈打つ。
一気に彼女の口の中は濃い白濁に支配された。口を離そうにも離してもらえるはずもなく、ただただそれを飲み込むことしか許されない。
「ああ、ああ、さて、さて……」
口にいれられたまま、ゆっくり彼女の喉が何度も何度も動く。慎重に、気道に入らないように。
思わず欲を吐き出した男は彼女の頬を撫でた後、じらす様に肉の棒を抜き取り、使った後の口をゆっくり閉じさせた。
「ありがとうございます。私のものをお受けくださって……」
そういいながらカリオストロは開封済みのハンカチを手に取り、白に塗れた女の唇を優しく撫でる。
ごくり、と大きく喉を鳴らした彼女は黙ってなすがままにされた。
「それはそれとして、これでこのハンカチはめでたく『使用済み』と相成りましたねぇ」
「……わざわざ、このためにこう、こんなに……」
「まあ別の手段もありましたが、こうした方がいいと思った次第でございます」
するり、とハンカチを持っていない方の手で彼女の腰を持ち自分にまたがらせるように座らせる。当然、彼女の秘所が当たるところに未だ猛るカリオストロ伯お抱えの大司教が鎮座している。ひくり、と先ほどまで床と愛撫しあっていた下の口から再びよだれがあふれ始めた。
「チョコレート、だけでは物足りないでしょう?」
「―――ひぅ」
バリトンによって彼女の顔がまた蕩けていき、彼女の腰はすでに彼お抱えのソレに擦り寄っていた。今にも花は開きそうなほどに疼いている。
「図星と顔に出ています。それに……体にも、出ておいでですよ。先ほどぬぐった口だけではなく、ここにも欲しいだなんて……ああ、貴方は……」
ハンカチを彼女の髪の毛に結び、彼女を抱き寄せる。
少々もったいぶりながら、カリオストロは彼女の耳たぶを味わった後で優しく嬲るような声色で言葉を紡いだ。
「なんて正直者でしょうか」
紡ぎ終えた途端、彼女の腰を浮かせて濡れた花に茎を突きたてた。
「―――っ!」
女は弓なりに体を反らすも刺激を体に定着させるように抱きしめられる。
「ああ、本当にいい反応でございます。すべて終わったらまたあのハンカチでその御体を清めさせていただきますからね……」
「や、カリオストロ……あ、あたし……」
「今は何も考えず、どうか正直に身をゆだねてくださいませ。女王陛下、否、蒼……」
男の腕の中で、蒼は豪奢な布にしがみつく。傍らに置かれた白地の初期生産のハンカチにはシミが浮き上がっていた。
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