相澤短編

夜の合間

「――なあ、……。お前は常にそれを食べているのか?」 イレイザーさんは一気にゼリー飲料の中身を吸い上げて摂取した後、私が握っている固形バータイプの食事を指さした。「はい、基本的にこれだけですね。その分の思考を別のことに回している感じです」「…

シオンの記憶

 手にはパレット、眼の前には静かに眠る。今から俺は、彼女に初めての化粧を施す。係の人から手渡された小さなそれを開けて一通り説明を受けたあと、彼女の肌に合うファンデーションを塗った。彼女が特別なときに塗っていたそれと比べると所謂マットな色合い…