創作聖杯戦争時空

ポッキーの日に添えて

「メートル、作業中にすまんがポッキーを」「いりません、あともう少しでこのナースチェンカが完成するからそれまで待ってるか偵察でもしてきてください」 昼下がりの倉庫にて、人形師は自分のサーヴァントが買ってきた差し入れを拒絶し淡々と少女の形をした…

情報収集

「で、アーチャー。用件とは」 は、男の方を見ずにいう。「ああ、メートルが言っていたマスターの調査の件だが……」「ん」 女はそれを聞いて人形を整備する手を止めて、男の方に向き合う。「メートルが派遣した偵察用人形の情報を基にオレなりに調べてみた…

ギニョルは静かに演じられる

この本は、とある場所で第x次聖杯戦争が行われた世界線の話です。 夢落ち注意 色々なんでも許せる方向け。色々解釈などで「これ違うだろう」というのがあるかもしれませんが多めに見てください。

異常認識

 女の体からは、体の中にある赤い液体が漏れ出していた。男は少し憔悴した目でそれを見ていたが、当の本人はいたって平然とその様を見ていた。「メートル! その傷は……」「なに、ちょっと他のマスターとやりあっただけです。こうなることは想定済みですし…

悲壮哀夜

「――――――愛して」 何度目かの行為中、独り言のように呟いた女の言葉を、男は聞き逃しはなかった。陶磁器のような肌を武骨な指で滑らせて、そっと頬に触れる。「ああ、ずっとこうしていない時でもオレは、メートルを愛している」 男はそっと耳元で囁き…

密かな独占欲

「どうしました、アーチャー。ただ一点をじっと見て」 女は寝巻きに簡素にまとめた髪という出で立ちで男の前に出た。「ああ、その、普段のメートルと雰囲気が違ってつい、な」「まあ、あの普段着だからねぇ」 適当に男の言葉を流しながら女は寝床に行こうと…